nasakoの毎日どっこらしょ

期間限定ドイツ在住中。美しい日々を生存確認的に文字起こし。

初雪で舞う魔法の粉、ドイツの冬景色


 先日、ドイツで2024年初雪を観測しました。クリスマスの2週間ほど前にも降り積もっていたのですが、クリスマス前にはすっかり溶けてしまっていたのでまた雪景色が見れたのが嬉しい。パウダースノーで、雪だるまを作ろうにもさらさらで作れませんでした。下手なだけかもしれないけど。

 しっかり降って積もった翌日は綺麗な冬晴れ。真っ白な銀世界が青空に映えて、さらに屋根に積もっていたのであろうさらさらの雪が風に飛ばされて、細かい雪の粉が舞い落ちる場所が所々に現れます。そのひとつひとつが太陽に照らされて、妖精が降らす魔法の粉みたい。道路は凍っているので、魔法の粉に見惚れて歩いていると転びそうになります。転ばないように注意して歩いて、時々顔を上げて景色を楽しむ。冬の歩き方だなあ、

魔法の粉

 雪景色を楽しみつつ、運動がてら駅前まで小1時間のお散歩を。その道中、仕立て屋さんのショーウィンドウに昔ながらのミシンが置いてあって、その上にカラフルなファスナーが垂らしてあるのですが、そのカラフルなファスナーを美しい真っ白の鳥さんが咥えて遊んでいる。「本物よね?」とじーっと見ていると右からくすみブルーのもう1羽が。3分ほど眺めているとチラチラと中の店主がこちらを伺っています。「変な奴だと思われてるかな、そろそろ限界かな〜」と思うとこちらに手招きしているではありませんか。

 

「スーツのオーダーはできないんだけどな・・・」と店内へ入るとアフガニスタン出身の店主が2羽を紹介してくれました。店主が名前を呼んで指を出すとそこに乗り、腕を伝って肩へ、首の後ろを回って反対の肩へ、そして店主にkiss!もう1羽も同様に店主の肩まで歩いてkiss!お互いの愛にキュンとして、同時にほっこりして、癒されます。「やってみる?」と言われて鼻息荒くチャレンジするも、横目で警戒しながらミシンの向こうへ逃げてしまいました。子どもと動物は好きすぎると嫌われてしまう・・全力で喜んでくれるのは犬くらいかな。

相思相愛の仕立て屋さん



 買い物荷物を抱えた帰り道。ドイツでは不要なものをすぐゴミとして捨てるのではなく、「いる人どうぞ〜」的にダンボールに入れて玄関先や道端に置いてくれる習慣があります。誰が拾ってもよくて、見ているとけっこうたくさんの人がそれらを覗いたり物色しているのを見かけます。それに倣って私も覗いたり拾ったり、なんなら探しに行ったりするのですが(笑)この日は小さなゴブレットがたくさん置いてあるのを見つけたのでお揃いで4つほどお迎え。ちょこっとお酒飲んだり、小さいデザート作ったりできるかな?と想像が膨らみますが、肥やしにならないことを祈ります。

 

 たくさんの出会いがあったお散歩(兼お買い物)でした。

 こんなことを書きたくて、ブログを始めました。私は元気です。

(タイトルをAIが提案してくれる機能があったのでつけてもらいました:)